-「ポケトーク」導入の背景
弊社は成田空港で輸出入貨物のハンドリングを担っており、貨物の引込・取り卸し、フォークリフトやトーイングトラクターによる搬送、ダメージチェックや搬出など、日々多様な業務を行っています。
近年は日本人採用が難しい状況にあり、初めてスリランカ出身の方々を直雇用したほか、協力会社からはネパールやベトナム出身のスタッフなど、100名以上の外国人が共に働いています。
採用条件として一定の日本語力を求めていますが、貨物特有の用語や保税上屋・危険物の説明、フォークリフトやトーイングトラクターに関する専門知識などは、どうしても伝わりにくい場面が生じます。
また、安全感覚の違いもあり、例えば「貨物が落下しそうになったが実際には落ちていない」場合、日本人は「ヒヤリハット」と認識するのに対し、外国人スタッフにはその危うさが伝わらないといったこともあります。
-「ポケトーク」でどう変わったか
そこで活用しているのがポケトークです。教育やブリーフィングの際にはポケトーク通訳(Sentio)を使用し、動画と通訳画面を同時に共有することで、事故やイレギュラー発生時の注意喚起を効果的に行えています。現場では携帯型ポケトークを使い、簡単な会話や重要な注意点の伝達に役立てています。また採用面接の場でも活用し、不採用・採用の結果通知など従来伝えにくかった内容を、誤解なく伝えられるようになりました。
面談など1対1の会話には、翻訳機「ポケトーク」を活用