とくしまマラソン 2026様 ポケトーク導入事例

〜 言葉の壁を取り払い、ランナーの安心と運営スタッフの自信を生み出す大会へ

徳島県で開催されたとくしまマラソン2026は、海外からも多くのランナーが参加する、大規模な大会です。今回、コース上の救護所などでの迅速かつ確実な対応力を高めるため、ポケトークを導入いただきました。本記事では、大会運営事務局の北野様・片岡様に、導入の決め手や救護現場でのリアルな活用エピソードを伺いました。

導入効果のポイント:

  • 救護対応スピードが3倍以上: 的確な状況理解と迅速な判断・措置が可能に
  • 誰でも使えるシンプルな操作性: 機器に不慣れなスタッフでも直感的に使いこなせる
  • スタッフの心理的負担を大幅軽減: 対応できるという安心感が、主体的な行動を後押し
スタート前の様子。約8,500名のランナーが参加した。

Q. 今回、ポケトークを導入された背景を教えてください。

A. 従来は、海外ランナーへの対応として10〜20名の通訳ボランティアを募集し、スタート会場やフィニッシュ後のイベント会場に配置してやり取りをしていました。しかし、ボランティアの人数確保には限界があり、複数の方が同時に来られた際の対応や、コース上で怪我や不具合が発生した場合の対応ができないという点において課題を感じていました。

今年の開催にあたり、医療部門でご協力いただいている医師の方々と「海外ランナーへの対応をどうするか」を協議した際、「ポケトークを導入してみてはどうか」とお声がけいただいたのがきっかけです。「誰でも簡単に使えるツールがあれば」という思いから導入を決定しました。 検討の結果、コース上に18箇所ある救護所に各1台、さらにスタートとフィニッシュ地点の案内所に各1台、合計20台のポケトークを配置しました。

Q. 実際、救護現場では活用いただけましたか?

A. はい、例えば、英語を話す韓国人ランナーが救護所に来られた際のエピソードが現場から上がっています。最初はご自身のスマートフォンの翻訳ツールを使ってコミュニケーションを取ろうとされていたのですが、誤訳が多く、スムーズにいきませんでした。 そこで、救護所のスタッフがポケトークの音声翻訳機能を使用したところ、「どこが痛むのか」「どういう怪我なのか」「競技を続行するのか、リタイアするのか」といった重要かつ差し迫ったやり取りが非常にスムーズに行えました。

ポケトークは後部に配置か、スタッフが携帯。(使用している瞬間は激写できず)

Q. 従来の対応方法と比べて、どのようなメリットを感じましたか?

A. ポケトーク導入前は、指差しで症状を伝えるシートを置いて、ジェスチャーで伝えてもらう工夫をしていましたが、それだけで的確な措置を行うにはどうしても時間がかかりました。体感としては、ポケトークを使うことで従来の3倍以上早く対応できたと感じています。また、現場のスタッフは40〜50代の方が多く、普段から電子機器の操作に慣れているわけではありませんでしたが、「すごく操作が簡単で使いやすかった」と好評でした。

指差しで症状を伝えるシート。選択式のため、詳細な理解や、柔軟なやりとりには限界も。

Q. 今後、ポケトークに期待する機能やご要望はありますか?

A. 現場でスムーズにやり取りをする点ではすでにとても便利です。加えて、今回の救護とは別の観点ですが、スポーツ大会という特性上、フィニッシュ後の盛り上がりや興奮といった、感情やその場の雰囲気も可視化されると、より良いのではないかと感じました。文字として意味が通じるだけでなく、そういった熱量も伝わると、より良いコミュニケーションが取れると感じています。

(ポケトーク側のコメント) フィニッシュ後のランナーへのインタビューでのご活用をぜひご検討ください。インタビューの場合ですと、ポケトークよりもSentioの方が、ハンズフリーで長文も翻訳でき、翻訳結果の共有もできるので、フィットしていると思われます。

Q. 最後に、導入を検討されている企業様・団体様へメッセージをお願いします。

A. 様々な現場で、海外の方と接する機会が増えていますが、ポケトークが1つあるだけで、「いざという時でも対応できる」という安心材料になります。言葉の障壁を感じずに対応できることで、スタッフにとっても、いきなり話しかけられた際の心理的負担が減り、本来の業務に手間をとられすぎず円滑に対応できるようになります。

国際的なスポーツ大会においては、言葉の壁を取り払うことが、海外参加者の満足度を上げるだけでなく、主体的に動けるスタッフの達成感や満足度を上げることにも繋がるため、非常に大きな意義があると感じています。

春の阿波路で、言葉の壁を越え、すべてのランナーに安心の並走を提供した大会でした。

2026/04/28公開