言葉の壁をなくし、多様な人材と「共に創る」未来 株式会社フォーシーズ様、ダイバーシティアワード受賞インタビュー
「ポケトーク」製品を活用し、組織内の多様な人材が気兼ねなく「会話」に参加できる環境づくりに貢献した企業を表彰する「ポケトーク ダイバーシティアワード」。この度、この賞を受賞されたのは、「ピザーラ」をはじめとする多様な飲食ブランドを展開する株式会社フォーシーズ様です。モンゴルでの採用活動におけるAI通訳機「ポケトーク」の活用事例は、言葉の壁を越え、グローバルな人材に新たな就業機会を提供しています。
今回は、フォーシーズ様の馬場 代表取締役社長、滝澤 専務執行役員、そして人財開発本部の中村室長にお話を伺い、ダイバーシティ推進の背景やポケトークの活用、今後の展望について深く掘り下げました。

(写真左から)代表取締役社長 馬場様、専務執行役員 滝澤様 、人財開発本部 室長 中村様
モンゴルでの採用活動:言葉の壁を越えた出会い
― この度はダイバーシティアワード受賞、誠におめでとうございます。モンゴルでの採用活動に「ポケトーク」をご活用されたとのことですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?
馬場様: きっかけは私自身にあります。以前からモンゴルの大学との繋がりがあり、モンゴルの方々 の真面目さや勤勉さに感銘を受けていました。親日的な国民性も魅力で、若い世代には高い学歴を 持つ方も多くいます。飲食業という新たな分野で、彼らの力を活かしたいと考えたのが始まりです。
― 実際にモンゴルでの採用活動で「ポケトーク」はどのように役立ちましたか?
中村様: グループ面接の際に「ポケトーク」を活用しました。通訳なしでは、細かいニュアンスや熱意を伝えることが難しかったと思いますが、ポケトークのおかげで言葉の壁を感じることなく、学生さんたちとコミュニケーションを取ることができました。彼らの個性や 勤勉さを直接感じることができ、採用のミスマッチを防ぐことにも繋がったと感じています。
滝澤様: 採用後の研修においても、「ポケトーク」は重要な役割を果たしています。飲食業の専門用語など、日本語での理解が難しい部分も「ポケトーク」を活用することでスムーズに教育を進めることができています。言葉の壁によるストレスを軽減し、安心して業務に取り組める環境づくりに貢献していると感じています。
異文化を尊重し、共に成長する組織へ
― 多様な人材を受け入れる上で、最も大切にしていることは何でしょうか?
馬場様: 当社の経営理念である「こだわりのおいしさ、楽しさ、感動をすべての人に!!」に共感してくれることです。国籍やバックグラウンドは違えど、共に食を通じてお客様に喜びを提供したいという想いを共有できることが最も重要だと考えています。
滝澤様: ホスピタリティ精神も非常に重要です。お客様に楽しんでいただく、喜んでいただくという気持ちは、言葉を超えて伝わるものだと思います。多様な価値観を持つ人材がそれぞれのホスピタリティを発揮することで、より多くのお客様に満足していただけると信じています。
― 採用されたモンゴルの方々は、現在どのように活躍されていますか?
馬場様: 皆、非常に意欲的に仕事に取り組んでくれています。日本語の習得も順調に進んでいます。彼らの向上心は他の社員の良い刺激にもなっており、組織全体の活性化に繋がっていると感じています。
中村様: 1年半ほど前に採用した社員の中には、今では新しく入ってきたモンゴル人研修生のトレーナー役を担ってくれている人もいます。言葉だけでなく、文化や生活習慣など、様々な面でサポートしてくれる存在は、新入社員にとって非常に心強いと思います。
ダイバーシティがもたらす新たな価値創造
― 多様な人材が活躍する組織文化を構築する上で、最も重要なことは何だとお考えですか?
馬場様: 大切な理念を共有し、それを組織全体に浸透させることだと考えています。その上で、柔軟性とスピード感を持って変化に対応していくことが重要です。
滝澤様: コミュニケーションの活性化も不可欠です。国籍や世代を超えて、誰もが自由に意見を交換し、協力し合える環境づくりを進めていく必要があります。
― 今後、さらに多様な人材が活躍できる環境を作るために、どのような取り組みを考えていらっしゃいますか?
中村様: 現在、12カ国ほどの外国人社員が活躍していますが、今後はそれぞれの事業部で成果を出している国籍の方を採用していくことも検討しています。また、「ポケトーク」を活用した新しい研修プログラムの開発にも取り組んでいきたいと考えています。

未来への展望:言葉の壁のない社会を目指して
― 今回のダイバーシティアワード受賞は、今後の事業展開にどのような影響を与えるとお考えですか?
馬場様: 今回の受賞は、私たちが進めてきたダイバーシティ推進の取り組みが間違っていなかったという確信を与えてくれました。今後も、国籍や文化の多様性を尊重し、誰もが活躍できる組織づくりを進めていきたいと考えています。
滝澤様: この受賞を機に、フォーシーズが多様な人材が活躍できる企業であるというメッセージを広く発信していきたいです。言葉の壁で諦めていた優秀な人材に、新たな活躍の場を提供できる企業でありたいと考えています。
― 最後に、ダイバーシティ推進に取り組む他の企業に向けてメッセージをお願いします。
馬場様: まずは一歩踏み出すことが大切だと思います。言葉の壁は確かに存在しますが、テクノロジーを活用することで乗り越えることができます。多様な人材を受け入れることは、組織に新たな視点や価値観をもたらし、イノベーションの源泉となります。共に、言葉の壁のない、多様な人材が輝く社会を創っていきましょう。
株式会社フォーシーズ様の、言葉の壁を越え、多様な人材と共に成長を目指す姿勢は、多くの企業にとって重要な示唆を与えてくれます。「ポケトーク」が、異文化理解を深め、グローバルな舞台での活躍を支援する架け橋となることが期待されます。
ポケトーク株式会社は「言葉の壁をなくす」をミッションに掲げ、相手の言葉を話せなくても互いに自国語のまま対話でき、深くわかり合える世界の実現を目指して「ポケトーク」シリーズの提供を世界中に広げてきました。今後、更に日本か ら世界に挑戦する企業をサポートすべく“ビジネスにおける「言葉の壁」”にも着目し、より一層日本発のビジネスが躍進 すべく、導入を拡大していきます。
株式会社フォーシーズ様、この度は誠におめでとうございます。
協力:株式会社キイストン
2025/06/17公開