わらびの里 株式会社 の場合

本記事のポイント
管理本部 妻夫木 様インタビュー

  • 導入の決め手は「言葉の壁」の解消
  • コミュニケーションの円滑化と工数削減
  • 高い翻訳精度と多言語対応への期待
  • 事業目的への貢献と生産性向上

外国人従業員 ヒエン様インタビュー

  • 業務内容の理解促進
  • プライベートでの活用事例
  • 今後の機能改善への要望

わらびの里 株式会社では、労働力不足が深刻化する日本において、外国人材の雇用を進める中で直面した“ビジネスの現場における「言葉の壁」”に着目し、社内におけるグローバルコミュニケーションツールとして、AI通訳機「ポケトーク」を導入されました。
食品製造・販売および料亭運営を手掛ける同社は、初めて外国人材を採用するにあたり、円滑なコミュニケーションの実現が喫緊の課題でした。この度の導入を決定された管理本部の妻夫木 恭亮 様と、現場で実際にポケトークを活用されているベトナムからの外国人従業員のグエン タイン ヒエン 様に、ポケトーク導入の効果と背景について、お話を伺いました。

-「ポケトーク」導入の背景を教えてください。

妻夫木様: 初めて外国人材を採用するということで、何よりもまず「言葉の壁」を取り除きたいという思いがありました。導入前は、面談時に5W1Hでの質問に答えられなかったり、細かな指示が正確に伝わらなかったりといった課題を感じていました。以前は通訳を介してコミュニケーションを取っていたため、手間と工数がかかり、効率的ではありませんでした。話した内容が伝わるまでに倍の時間がかかることもあり、これが大きな課題でした。

-「ポケトーク」導入後、どのような変化を感じていますか?

妻夫木様: 最も顕著な変化は、外国人従業員とのコミュニケーションの変化です。通訳を介する頻度が大幅に減少し、工数削減に大きく貢献しています。導入前は通訳を介しても50%程度の伝達率だと感じていましたが、「ポケトーク」導入後は通訳なしでも80%程度まで伝わるようになり、コミュニケーションが格段にスムーズになりました。
現在、「ポケトーク」は主に書類や手続き、社内規則の説明といった場面でも活用しています。製造現場での通常業務においても複雑な内容の伝達には欠かせないツールとなっています。

管理本部 妻夫木様

-「ポケトーク」の音声認識精度や翻訳精度についてはいかがでしょうか?

妻夫木様: 実際に使ってみて、非常に音声認識および翻訳精度が高いと感じています。伝わらないことがほとんどなく、円滑にコミュニケーションを取ることができています。主にベトナム語で使用していますが、今後は他の国籍の方にも入っていただく可能性もありますし、日本人従業員の海外出張など、活用のシーンが増えてくることも期待しています。

- 職場だけでなく、プライベートでも活用されていると伺っています。具体的なエピソードがあれば教えてください。

妻夫木様: はい、職場だけでなくプライベートでも活用していると聞いています。食材を購入する時や、道路の標識、看板などを確認する時にカメラ翻訳機能を使って、生活の助けになっているようです。特に音声翻訳の他にカメラ翻訳機能は重宝されており、社内の掲示板やアナウンスもカメラ翻訳で説明しています。都度日本語版とベトナム語版を作成する手間が省け、大幅な工数削減につながっています。

-「ポケトーク」の導入が、御社の事業目的にどのように貢献していると感じられますか?

妻夫木様: 人手不足という問題を外国人材の採用で解決しようとした際、コミュニケーションの問題や文化の違いが懸念としてありましたが、「ポケトーク」の導入によりそのハードルが低くなり、生産性の向上につながりました。 多様性を受け入れることで、企業文化にも良い影響を与えていると感じています。

- 今後の事業展開や外国人従業員の採用計画と併せまして、ポケトークに期待する役割や今後の展望についてお聞かせください。

妻夫木様:「ポケトーク」を最大限に活かすことで、言葉の壁を気にせずスキルを重視した採用が可能になり、結果として人材の流出を抑え、定着率を高めることにつながると考えています。将来的な機能の要望としては、AIと連動して翻訳した内容をExcelやWordに落とし込むことができれば、さらに生産性につながるでしょう。加えて、AI-OCR機能で画像の読み込みからテキストデータを自動生成できるようになれば、業務プロセスがよりスムーズになり、非常に重宝させていただけるかと思います。

-「ポケトーク」の導入を検討されている企業様に向けて、メッセージをお願いいたします。

妻夫木様: 企業の生産性を上げていくことは、昨今、様々な会社にとって重要な課題の一つです。人手不足解消のため、外国籍人材の雇用のニーズが高まる中、弊社でも多様性を受け入れることで企業文化へ良い影響を与え、生産性の向上につながりました。「ポケトーク」は、社内でも仕事においても、そしてライフスタイルの観点からも選択肢を広げられる、唯一無二のツールだと思います。

工場内にて、ポケトークを使ってベトナム語でコミュニケーションを取る様子(清水 和人 様)

実際に「ポケトーク」を介して、ベトナムからの
外国人従業員のグエン タイン ヒエン様にもお話を伺いました。

グエン タイン ヒエン様

-「ポケトーク」を職場でどのように使っていますか?

ヒエン様: 仕事の内容を理解するために、上司の日本人の方と話す時に、具体的にどのような仕事をすれば良いのかを相談するのに使っています。「ポケトーク」を使うことで、業務に慣れない点や会社のルールに対する質問も、以前より気軽にできるようになりました。

- 職場だけでなくプライベートでも活用されているとのことですが、具体的なエピソードがあれば教えてください。

ヒエン様: 個人的な目的、例えばスーパーやお店で自分が買いたいものを探す時や、駅で道が分からない時に周りの人に道を聞く時などに使っています。「ポケトーク」が生活の中でとても役立っています。

わらびの里 株式会社様では、「ポケトーク」の導入によって外国人材とのコミュニケーションにおける課題を克服し、生産性の向上を実現しています。高い翻訳精度と使いやすさに加え、業務からプライベートまで多岐にわたる活用シーンが、外国人従業員の生活の質向上にも貢献しています。今後も、さらなる機能拡張への期待とともに、「ポケトーク」が企業の人材活用とグローバル化を強力に後押しするツールとして、その存在感を高めていくことでしょう。

2025/08/18公開