ユーザーインタビューNo.5
藤澤 敬悦様
外国語でのジョークもなんのその。
定年後も海外一人旅を楽しめる秘訣。
1948年生まれ・岩手県在住の藤澤様は、農林水産省の職員を60歳で定年退職されたあと、毎年タイで趣味のゴルフを楽しんでいます。
今までさまざまな翻訳サービスを試しては精度に満足できずにいた藤澤様ですが、ポケトークを使ってからは、空港での案内や、ホテルのフロントやマッサージ店での会話、ゴルフキャディとの会話など、異国の町を一人で旅しても不安を感じることがなくなったそうです。
今回は、コロナ禍に入ってから久しぶりに訪れたタイ渡航の様子を伺いました。
旅慣れない国にお供する。ポケトークは言語学習初心者に寄り添ってくれる相棒
――ポケトークを購入された背景を教えてください。
藤澤さん:私は農林水産省の職員を60歳で定年退職してから、妻と中国、上海、韓国、台湾などアジアを中心に旅をしてきました。また趣味で続けているゴルフは、私の住んでいる岩手県では12月から2月にかけてがオフシーズンです。そのため、毎年1月にゴルフ仲間と温暖気候のタイへ行ってプレーするのが恒例の楽しみとなっており、今年で12回目を迎えます。
もともと海外旅行は好きなのですが、私は日本語以外に、片言の英単語と、勉強中の少しのタイ語しか話すことができません。もっと自由に言葉を使えたらと思い、海外で持ち運べて、どこでも手軽に使える翻訳機を探していました。
初めてポケトークを手に入れたのはおよそ5年前、2017年末に初代ポケトークが発売されてすぐのことです。定期的にアップデートされて翻訳精度や使いやすさが増しているので、新モデルに買い替えてもストレスがなく、使いやすさに満足しています。
ゴルフツアーは新型コロナウイルスの影響で一時中断されていましたが、昨年末にやっと再開されました。年に数回は海外へ行く習慣が戻ってきていますので、最近は最新版のポケークS(※)を使っています。
――長い間ポケトークをお使いいただいている理由を教えてください。
藤澤さん:なんと言っても、 旅慣れてない人や言語学習の初心者に寄り添ってくれるところです。
今はタイ語を勉強しているので少しずつわかるようになってきましたが、前はさっぱりだったので、自分で指差し単語帳を作って持っていくなどの工夫をしていました。おかげで自分の言いたいことは、何とか単語を並べて伝えられるようになっています。
ただし、 どれだけタイ語のスピーキングができるようになっても、タイ語を聞き取る能力、読む能力というのも必要です。
私がタイへ行くのは基本的に年に1度ですし、タイ語を最初から聞き取れるようになるはずがありません。そうしたときにポケトークをかざすと、あっという間に日本語へ翻訳してくれるので、自分の言葉を伝えることだけに専念できます。
相手と言葉のやりとりがあって初めてコミュニケーションが成り立ちますから、そこを最初からポケトークが伴走してくれたのは非常に助かりました。
この間はコロナ禍になってからはじめてゴルフツアーが再開して、久しぶりに仲間と集まってコースを回ったんですが、タイ人のキャディさんとも楽しく会話ができましたよ。
日本語は曖昧な言葉や表現が多く、日本的な冗談は翻訳機ではなかなか通じないのではと 思っていましたが、しっかり意図が伝わったので驚きました。
ちなみにポケトークを購入する前は、電子手帳やパソコンソフトを駆使してなんとか言葉を理解しようとしていました。ただ思うような翻訳精度に満足することができずにいました。
スマートフォンのモバイル翻訳サービスも検討しましたが、こちらはWi-Fiや通信料金が必要です。ゴルフ場はWi-Fiが届かない場所もあるので、そうなると使いものになりません。
その点、ポケトークは海外SIM付きで、電源を入れさえすれば、いつでもどこでも瞬時に使用できます。どんなに旅慣れていない国でも、設定に戸惑ったり、Wi-Fi環境を探し求めたりしなくて良いのは重宝しますね。
――旅行中、ポケトークがなかったら困っていた場面はありますか?
藤澤さん:以前、帽子をかぶらずにゴルフをしてしまったときのことです。過度な日焼けと汗のせいで、頭皮に汗疹のような症状が出てしまいました。タイの1月は乾季なので、降水量が少なく日差しが強いんです。完全に油断していました。
過去に同じ症状になったことがないので不安になって、その後すぐ、町の薬局に行きました。ポケトークを使って思い当たる原因と症状を伝えると、薬局の店員さんが「この塗り薬がいいですよ」とおすすめしてくれました。
ありがたかったのですが、私は手渡された薬に書いてあるタイ文字(シャム文字)がさっぱり読めません。どう発音するかわからないので、持ち帰って後から自分で調べることもできません。ただ直接肌に触れる薬ですから、万が一のときのために薬の主成分と使用方法くらいは知っておきたいと思いました。
そこでポケトークを使って尋ねると、すぐに皮膚の荒れを抑えるステロイドだと詳しく教えてくれました。
問題となっている症状に対して適切な処置をしてくれたことがわかったので、ひと安心しましたね。今までだったら、よくわからない状態でも「ありがとう」ととりあえず購入し、後々になって何だかわからない薬を塗る羽目になっていたかもしれません。
些細なやりとりも諦めない。言いたいことを言えるから会話に深みが増す
――ポケトークは旅行のあいだ常に活用されているのですね。
藤澤さん:もちろんです。
ホテルのフロント、レストランの店員さん、タクシーの運転手など、さまざまな場所で色々な方との会話に欠かせないアイテムになっています。
ホテルのロビーにポケトークを持っていってチェックアウトの手続きをしていたら、フロントの方から「これは便利ですね。どこの翻訳機ですか?」と質問されたこともあります。
他にもマッサージ屋さんで施術してくれるときのコミュニケーションにも使っています。英語が通じる店のときは、”too hard(強すぎです)”とか“please soft touch(もっとソフトなタッチでお願いします)”とだけ言うこともできます。しかし、 どれくらい弱くして欲しいのか、身体のどこが凝っていて重点的に施術してほしいのか、 などの細かな要望は、ポケトークがないと伝えられる自信はないです。
私はタイ語も勉強していて、簡単な単語やフレーズであれば言うことができるようになってきたのですが、実際に相手が話すネイティブの言葉を聞き取ったり、ナチュラルなタイ語で話すことにはいまだに苦労しています。
痒いところに手が届くと言いますか、「言わなくても大問題ではないけど、伝えると会話の深みが増す」ことをきちんと伝えられている気がします。
――ポケトークのカメラ翻訳機能(※)はいかがでしたか?
藤澤さん:一言で「便利」です。
あらゆる場面で使っていますが、最近だとレストランでメニューを見るときに使いました。折角渡航したなら美味しいものを食べたいじゃないですか。 デバイスをかざしてすぐに翻訳されるので、注文に手間取らないのが嬉しいですね。特に屋台などのフードコートではタイ語と数字(値段)しか書かれていない場合があります。そんなときポケトークは強い味方です。
またスーパーで買い物をするとき、見ただけではよくわからない商品の梱包袋にかざすと、商品名から使い方まで翻訳されるので助かっています。
藤澤さん:あとは以前バンコクで電車(BTS)を利用したとき、タイ語がわからず、切符を買ったり乗り換えしたりするのに苦労した経験がありました。そうしたときにポケトークがあれば、駅名を確認するために券売機や地図にかざすだけでカタカナ表記がパッと出てきます。あぁ、こんなに便利ならもっと早くにポケトークを使っていればよかった!と思いました。
――次はポケトークを使ってどんな旅に出たいですか?
藤澤さん:また台湾に行ってみたいと思ってます。以前妻と行ったんですが、そのときはポケトークを持っていなかったので、パソコンの翻訳ソフトを使ったり、身振り手振りでコミュニケーションを取ったりしていて、現地の方とあまり会話らしい会話をした記憶がないんです。
ポケトークがあったら質問、交渉、感想、お願い、そしてもちろん冗談も、簡単に自分の意図を伝えることができるので、ぜひ色々な言語で試してみたいですね。
今まで訪れたことのある国で、もっと深く文化を知ることができるのをとても楽しみにしています。
2023/06/22公開