ポケトークライブ翻訳とUdemyを使って、スキルとエンジニア英語を覚える

ざっきー|メンタルシフトエンジニア

ざっきー|メンタルシフトエンジニア

2024年08月06日

エンジニアをして、専門スキルがついてきたので、英語スキルをアップしたいと思う人は多いのではないでしょうか。

英語ができるようになれば、仕事の幅も広がりますし、英語の文献から情報を得ることしやすくなります。

とはいえ、「専門スキルと英語の両方を勉強する時間がない」「専門スキルの勉強は楽しいんだけど、英語の勉強ってなかなか続かない」と悩みを持っている人は多いと思います。

この記事では、ポケトークライブ通訳とUdemyを使って、専門スキルを学びながら英語力をアップする方法をトライし、感じたおすすめする2つの理由を紹介します。
ポケトークライブ通訳の機能概要と、Udemy概要についてお伝えした後、実際に英語講座を受講してわかったことについて記載しています。

英語のスキルアップに悩んでいる方は、勉強方法の一例として参考にしてみてください。

ポケトークライブ通訳とは

ポケトークライブ通訳は、ポケトーク社が提供する通訳サービスです。
一般的に「ポケトーク」と言うと、専用端末を思い浮かべる人が多いと思いますが、ポケトークライブ通訳は、専用端末が不要でPCやスマートフォンで利用できます。

ここからはポケトークライブ通訳について、解説していきます。

ポケトークライブ通訳は専用端末が不要

ポケトークライブ翻訳は、サービスを申し込むことで、PCやスマートフォンで利用が可能になります。

使い方はどちらの場合でも、非常に簡単です。

  1. ポケトークライブ翻訳をたちあげる
  2. 翻訳する言語を選択する
  3. 双方向か、片方向か選択する
  4. 翻訳する音源を選択する

実際にPCで利用する場合の設定方法を説明します。
スマートフォンの場合でも、同様の設定をすることで、ポケトークライブ翻訳を使用できます。

1.ポケトークライブ翻訳のページにアクセスする

https://live.pocketalk.com/homeにアクセスします。

2.通訳する言語を選択する

「PCの音を通訳」を選択した場合は、下記のように設定方法が表示されます。

設定方法と同じように設定し、「共有」をクリックします。

3.通訳する言語と、双方向か片方向か選択する。

「相手の言語」には通訳元の言語を選択し、「私の言語」には通訳後の言語を設定します。
例えば、Udemyの英語コンテンツを受講する場合は、「相手の言語」には「英語(米国)」を選択し、「私の言語」には「日本語」を選択します。

リアルタイム通訳機能でスムーズな通訳ができる

ポケトークライブ通訳は、リアルタイムで通訳された言語が表示されます。

例えば、マイク音源を通訳する場合は会話の内容をマイクで取得し、聞こえた言葉と翻訳した言葉を表示してくれます。

リアルタイムとはいえ、数秒のタイムラグが発生します。会話の内容を判断してクラウド上で通訳した後に結果を表示するため、その分の時間が必要です。
また、文章が終わってからでないと、正確な通訳はしにくいため、文章が切れるまでは待たなければいけません。通訳者でも同じことが発生するので、やむを得ないことと言えます。

タイムラグはあるものの言っている事がわからなければ、まったくコミュニケーションや内容理解ができないので、意味が理解できるメリットの方が大きいと感じます。

多言語対応・高精度通訳

ポケトークライブ通訳は10言語を74言語に通訳でき、言語ごとに通訳する処理エンジンが違うため、最適な通訳ができます。

一般的に、通訳は1つの共通のエンジンで複数の言語を処理することが多いですが、言語ごとに処理エンジンを切り替えているため、発音やイントネーションなど言語ごとの特徴にあった処理エンジンになっています。

英語だけでなく、中国語や、タイ語、韓国語なども高精度に通訳可能です。

Udemyは学習プラットフォーム

Udemyは動画学習プラットフォームで、22万種類の講座が登録されています。
受講するためには個人で講座を買い切る方法と、法人プランとして定額で動画を見放題にする方法があります。

Udemyは世界的なプラットフォームです。

例えば開発のカテゴリーの講座を検索すると、日本語講座が1,228本に対して英語講座は10,000本と、英語講座の方が10倍程度の講座数があり充実しています。

今回は法人プランが利用できたので、英語講座をポケトークライブ通訳を使って受講してみました。

ポケトークライブ通訳を使用せずにUdmeyの英語講座を受講してみる

まずは、ポケトークライブ通訳を使用せずにUdemyの英語講座を受講してみました。

最初に受講した講座は、「GitHub Actions - The Complete Guide 」です。

Udemyの字幕には日本語がない

Udemyの英語講座には、日本語字幕機能がありません。字幕の表示は英語のみです。
そのため、聞き取れない部分は字幕でどのような単語かは拾えますが、単語がわからなければ話している意味はわからなくなります。
また、だいたい意味はわかったかなと思っても、確実に理解できているわけではないので、その程度の理解が続くと「本当に理解はあってるのかな?」と不安になります。

不安な状態では専門スキルを誤って理解したり、理解速度が遅くなってしまったりするケースが多いです。

Udemyの講座は数時間に及ぶ

英語講座を受けていて、もう1つ辛いと感じたのは、講座が数時間にも及ぶことです。
もちろんセクションは10分程度で区切られていますが、すべてを受講しようとした場合、英語を数時間聞き続けなければいけません。
英語に慣れていない人にとっては集中力も持ちませんし、眠たくなってきます。日本語を頼りにできるのは負担を減らしてくれますし、集中力の持続もしやすくなります。

ポケトークライブ通訳を使ってUdmeyの英語講座を受講してみる

英語のみで受講することの難しさを実感したので、ポケトークライブ通訳を使って受講しました。
受講中はこのように表示されます。(Udemyの画面はコピー保護が掛かっているため、黒い画面です)
左がUdemy講座のウィンドウで、右がポケトークライブ通訳のウィンドウです。

Udemyの講座でも英語の字幕が表示されます。今回は、モニタが1つだったので、左右にウィンドウを並べています。

モニターが2つの場合は1画面にUdemy、もう1つの画面にポケトークライブ通訳の画面を表示すると良いでしょう。

Udemyの資料の見やすさ、ポケトークの通訳文字の見やすさを踏まえると2画面がおすすめですが、1画面でも十分に見えます。

ポケトークライブ通訳の精度は良好

ポケトークライブ通訳を使ってUdemyを受講すると、数秒遅れてポケトークライブ通訳のウィンドウにも英語字幕と、日本語通訳が表示されます。

Udemyの英語字幕と、ポケトークライブ通訳で認識した英語は一致しており、日本語通訳も正しいことが確認できます。
ご覧の通り、オリジナルと同じ字幕が表示されて、高精度な通訳結果が出力されています。
通訳結果が出力されるまで、どうしてもタイムラグがありますが、大きな問題はありません。
理解のチェックや、分からなかった単語や文章の確認なので、後から見返しても意味を補完できます。

英語コンテンツをポケトークライブ通訳を使って受講するメリット

最後に、英語コンテンツをポケトークライブ通訳を使って受講してみて、実際に感じたメリットを紹介します。

世界レベルの良質コンテンツを受講できる

最初のメリットは、世界レベルの良質コンテンツを受講できることです。

エンジニアスキルをアップしたいなら、世界基準のスキルを身につけたいと思う人は多いと思います。
英語コンテンツも含めて探せば得たい情報の幅が広がり、より多くの人が受講している評価が高いコンテンツを選べます。
例えば、今回学ぼうとした「GitHub Actions」についてのコンテンツを選ぼうとした場合、日本語だけに絞ってしまうと、コンテンツは25個しかありません。
英語コンテンツまで広げると227個ありますので、自分の学びたい情報からよりマッチしたコンテンツを受講できます。

さらに英語コンテンツまで広げることで嬉しいことは、更新日時が新しいものを選択できることです。

エンジニア関連の情報はアップデートが速いです。使用しているサービスやソフトのバージョンが更新されると、より便利な使い方が出てきたり古い情報では使用できなかったりします。

最新情報にも追従しているコンテンツで学習できることは、学習効率をあげてくれるでしょう。

ITスキルをアップしつつ、英語学習もできる

IT業界で働く人で英語を使いたい場合、日常会話スキルに加えて、IT専門用語の習得が必要です。

英語資料を読む場合や会議で話す場合、普段日本語で伝えている内容を英語ではどのような表現にするのが自然なのかを使っている動画から学ぶことができます。

IT技術で使う用語は起源が英語である場合も多いので、聞き覚えのある単語と周辺の英語を効率的に学べます。

英語を勉強するコツの一つに「組織化」して覚える方法があります。

人間の脳は関係ないことをバラバラに覚えるよりも、お互いに関係していることや似ていることを覚えていく方が、記憶に残りやすいです。

英語学習を初めて挫折した経験がある人ならわかると思いますが、わからない単語がありすぎるとそれを覚えるだけで大変ですし、一度に複数の単語を覚えると使う機会もないため、忘れてしまいます。

コンテンツの中で使われる重要な単語や言い回し方は何度も出てくるため、技術的なスキルを身につけながら、英語も自然に学習可能です。

まとめ

この記事では、ポケトークライブ通訳とUdemyを使って、専門スキルと英語を一緒に身につける方法についてお伝えしました。

Udemyのコンテンツを個人で英語版を購入するのは少し勇気が必要ですが、気になるコンテンツであれば英語でも購入し、ポケトークライブ通訳と合わせて使ってみると良いでしょう。

専門スキルを学びながら、仕事で役立つ英語を身につけられます。