ポケトークは、多言語対応の翻訳機として、旅行やビジネスのシーンで有効です。ですが、使いこなすためにはいくつかの注意点を理解し、対処する方法を知っておくと使いやすくなります。
本記事では、ポケトークのメリットとデメリット、その対応策について詳しく解説します。
ポケトーク ライブ通訳を使って、コミュニケーションをサポートしてもらうのは嬉しいけど、自分の英語力もアップして、話せるようになりたいと思っている方に向けて、私が仕事中に実践した英語力アップ方法をお伝えします。
ポケトーク ライブ通訳とは
ポケトーク ライブ通訳は、スマートフォンアプリやPCを使って、言語を翻訳してくれるアプリです。
使い方は非常に簡単で、アプリを起動し、通訳する言語を選ぶだけ。
アプリが起動したら、マイクに向かって話すと自動的に通訳してくれます。
英語以外にも、複数の言語に対応しており、10言語を74言語への通訳が可能です。
打ち合わせの会話を通訳する
ここからは、実際に職場での打ち合わせの会話をポケトーク ライブ通訳で通訳してみます。
というのも、せっかく英語力をアップするならば、実践で使える英語を覚えた方が、すぐに使うことができるので、定着も早くなるからです。
打ち合わせ中に通訳などをしていると嫌がる人もいる可能性があるので、オンライン会議中にポケトークライブ通訳を使いました。
ポケトーク ライブ通訳をするための準備をする
今回は自分が話す内容を中心に通訳します。
自分が話す内容を通訳する理由は下記の3点です。
- ・自分が話したことは、英語でも話す機会が増える
- ・自分で話したことは、覚えているので英語で話す場合を考えやすい
- ・相手の声は、スピーカー越しに聞くことになるので、通訳の制度が落ちる
自分の声を通訳するために、スマホにイヤホンをつけます。
口元にマイクが来るタイプなので、しっかり声を拾ってくれるので、マイク性能が高いものを使用すると良いでしょう。
ポケトーク ライブ通訳の利用環境
あとは、アプリを起動し、通訳開始状態にします。
これで準備は完了で、いつも通りオンライン会議を行えば、自分の声を録音してくれます。
オンライン会議は別のノートパソコンで行っています。
仮に、相手の声をマイクが拾ってしまうようであれば、オンライン会議の方は別のイヤホンを使うと相手の声がポケトーク ライブ通訳によって翻訳されてしまうことを防げます。
通訳履歴のダウンロード方法
会議が終わったら、通訳の履歴をダウンロードします。
スマートフォンアプリもPCの場合もやり方は同じです。
一部表示されるメニュー内容が違います。
注意点は、スマートフォンアプリで通訳した内容は、PC側ではダウンロードできないことです。逆にPC側で通訳した内容は、スマートフォンアプリでダウンロードができません。
通訳した端末を使用して、ダウンロードしてください。
右上の「…」から、「通訳履歴をダウンロード」をタップすると、ダウンロードが開始されます。
見てもらって分かる通り、「うん」「はい」「ねぇ」など、あいづちまで翻訳されてしまっています。
この状態では英語の勉強の効率も落ちてしまうので、見やすいように加工しましょう。
見やすいように履歴を加工する
Excelの関数を使って、短い文字を削除します。
やり方は、F列に
=IF(LEN(C267)<5, "×", "〇")
のような関数を入力して、全ての行にコピーします。
すると、F列に「〇」か「×」が入力されます。
あとは、フィルター機能を使用し、
F列を「〇」だけ出力するようにします。
すると、先ほどはあいづちなど、英文にするほどでもないものが削除され、英文学習として使えるものだけが残りました。
あとはこの中から、特に使えそうな文章や、よく使う表現だなと思うところを覚えて行けば、実践に即した英語学習ができます。
ChatGPTを使って重要な文章を覚える
これまでのやり方でも、英文学習に使えるものではありますが、更に応用して学習効率を高めていきましょう。
そのためにChatGPTを使っていきます。
ChatGPTのページを開き、下記のようなプロンプトを入力します。
入力する英文には、Excelの履歴を張り付けてください。
多すぎると、ChatGPTもエラーになってしまうので、今回は200行をコピーペーストしました。
それに対する回答は下記です。
よく使われている文章表現をピックアップし、より学習効率を高めることが可能です。
まとめ
今回の記事では、業務で役立つ英語力をアップするために、次のことを行いました。
オンライン会議で会話したことをポケトーク ライブ通訳を使って通訳する
通訳履歴をダウンロードして、Excelを加工し、文章表現のみをピックアップする
ChatGPTを使って、よく使う重要な表現を抜き出す。
これらを使って、英語学習を進めていく事で、業務でよく使う実践的な英語表現を身につけられるでしょう。