【E-Sports観戦】VALORANT Radiant Asia Invitationalをポケトークを通して観戦した結果
藤原卓志
2024年11月25日
本記事はポケトーク株式会社と新しい働き方LABの研究制度の実験の一環として執筆した記事です。共同実験プロジェクトである「ポケトークチャレンジ」については下記をご覧ください。
今回はE-Sportsの大会をポケトーク ライブ通訳の機能を使って、快適に視聴できるかを調査しました。
自分自身E-Sportsに関わる事業でお仕事をさせていただいており、海外で開催されるプロの試合を見る機会が増えました。
一方で、だいたいの大会は海外で行われることが多く、なかなか翻訳された大会は少ないため、あまり理解できない言語も多数存在します。
そんな状態をどこまで改善できるか、ということで今回は中国で行われた配信でライブ通訳を試します。
目次
・現在開催されているVALORANT Radiant Asia Invitationalについて
・ポケトーク ライブ通訳の使い方|3ステップで利用可能
・ライブ通訳の使用感
- ・中国語→日本語の正確性は低い
- ・追加で検証:英語から日本語の場合
- ・時間差による誤認識がある
- ・肝心な試合の結果
・まとめ
現在開催されているVALORANT Radiant Asia Invitationalについて
「VALORANT Radiant Asia Invitational」はオフシーズンのチームを招いた大会で、現在中国の成都で開催されています。
日本からDFMが参加しており、日本国内からの注目度がまずまずです。しかし、配信者が窓枠をする配信「ミラー配信」があまり行われていないため、国内からの注目度はそこまで高くないようです。
中国で行われており、中国語での配信はあったため、今回はそちらを利用してポケトーク ライブ翻訳の精度を確かめていきたいと思います。
今回閲覧する動画は「DRX vs BLG - EDG vs DFM - Group Stage - DAY 2 - VALORANT Radiant Asia Invitational」です。
中国語なので本当に何言っているか分かりません。ただし、ゲーム内の用語と選手名だけはわかる状態です。
ポケトーク ライブ通訳の使い方|3ステップで利用可能
「ポケトーク ライブ通訳」を利用します。
ポケトークIDかシリアルコードでログインすると上記の画面になるので、以下の手順で通訳したいタブを設定します。
- 1. 画面に表示されている中から「ブラウザの音を通訳」を選ぶ
- 2. 通訳したいタブを選ぶ
- 1. ポケトーク側の画面で通訳したい言語を設定し、通訳されているか確認する
3ステップで簡単に機能が使えます。
マイクの音声を拾って行うことで、Zoomを通した自分の声を他言語に変えて表示できます。今回はブラウザを通した通訳ですので、通訳したい画面と通訳結果が表示される画面の両方を表示していきます。
ライブ通訳の使用感
ということで、上記で紹介したライブ通訳の機能をさっそく使ってみましょう。リンクから本編をチェックした方は分かりますが、結構早口の中国語での解説となります。
ライブ通訳を実際に利用してみて感じて感想は下記のとおりです。
中国語→日本語の正確性は低い
思っていたよりも機械的な翻訳が多いイメージです。「対人シナジー」
「DFM」などのゲームで出てきそうな用語に関しては理解できますが、それ以外は少し考慮しないと意味がわからない文が多いです。
考慮しないといけない通訳となると、人によって解釈が異なるため、複数人で通訳したものを共有する場合に注意が必要です。
また、「時、分、秒」が入ってきます。おそらくですが、正しく読み取れなかった時に表示される文章と推測できるので、ここの部分は自分で読み取る必要があります。
気になるハイライトを一時停止して、読み取るという使い方であれば、理解できそうなので、記事化や切り抜き(ショート)動画などの作成では使える仕様です。
追加で検証:英語から日本語の場合
中国語での通訳はイマイチの結果だったので、英語での検証を追加でします。(別の試合になります)
日本語的に正しいかはさておき、英語から日本語にすることで私たちでもわかる通訳になってきました。
言語によって変換の精度が変化するため、できれば通訳元は英語で進めていくのが良さそうです。
確かに英語は世界共通語なので、英語からの通訳をベースとして考えた方が良いかもしれませんね。
時間差による誤認識がある
上記で似たような内容になりますが、翻訳が表示されるまでタイムラグがあります。
ここで上記の想定しないといけない通訳がある場合、脳内での検討時間とタイムラグが相まってどの部分を通訳してくれているかわからなくなります。
タイムラグによって通訳が難しいケースも出てくるため、ある程度使い慣れている人が利用するのはGood!のように感じます!
肝心な試合の結果
結果の方ですけど、日本2番手のチームが直近で世界チャンピオンになったチームに勝ちました。俗にいうジャイアントキリングです。
すごい軽い気持ちでライブ通訳の検証をしてみましたが、世界的にすごいことになりました!
あまりE-Sportsがわからない人でもわかるように説明すると、Xでトレンド入りする事態でした。E-Sports業界は少しずつ表舞台に上がってきており、結果は残しているもののトレンドになるまではいかないことが多いです。
また今回のように海外での開催が多いため、日本人が日本語で大会を視聴できるケースは多くありません。
本大会の映像を視聴しながら日本人ストリーマーがミラー配信なども存在しますが、現地の解説をそのまま聞けるのは今回のような方法しかありません。
まとめ
ポケトークのライブ通訳を使って、E-Sportsの実況を視聴してみました。結果としては閲覧できるものの、専門の単語などを知っていないと難しい部分が多かったです。
一方で、別の大会を「英語から日本語」で視聴してみると、意味合いが正確に読み取れました。そのため、中国語との相性はまだ良いわけではなというというのが結論です。
今回は日本語以外の2つの言語を検証しました。その他の言語を利用した際の検証なども進める必要があります。
全くわからない言語の一部を理解してわかるようにしていきたい場合や、今回のように記事の一部として利用したい場合におすすめです。
今回のようなライブ配信以外にもデバイスを使った対面での翻訳なども可能です。
ポケトークに関する概要については下記をご覧ください。