子供に「ポケトーク S2 Plus」を使わせてみたら、ゲーム感覚で楽しんでくれた
ざっきー
2025年01月20日
ポケトークの使い方は、旅行、仕事、英語学習など様々ありますが、どれも大人が使う目的ばかりです。大人が日本語以外の語学に触れることはもちろん大切ですが、子供も早い時期から語学に興味を持ってもらえたら良いと思いませんか?
今回の記事では、ポケトークを使わせてみたらどうなるかをチャレンジしてみた結果をお伝えします。
目次
- ポケトークを使ってもらうのは長男(9歳:小3)と次男(6歳:年長)
- 「ポケトーク S Plus」と「ポケトーク S2 Plus」の違い
- 双方向の自動翻訳
- 対応国/地域が140から170以上に増加
- 子供たちに英語に触れさせる作戦
- Step1:まずはポケトークに触ってもらう
- Step2:少しずつ使い方や学習を覚えさせる
- Step3:好きなことに絡めて使い方を増やす
- 実際にやってみた結果
- Step1:ポケトークに触れさせてみる
ポケトークを使ってもらうのは長男(9歳:小3)と次男(6歳:年長)
新しい働き方LABの研究は終わりましたが、子供に英語に触れてもらいたい気持ちは変わらず、ずっと持ち続けていました。
これまでの「ポケトーク S Plus」に加えて、今回新たに、「ポケトーク S2 Plus」の新機種をポケトーク社より提供していただきました。
手元に2機種あるので、これからは子供に使ってもらうのもありかなと思ってトライ。
ちなみに、我が家の子供は次の通り。
三男はさすがに使えないと思うので、長男と次男がターゲットです。
長男(9歳:小3)
・勉強はそこまで嫌いではない。けど、英語に興味なし
・サッカーとゲームが好き
次男(6歳:年長)
・歌や踊りが好き
・体も動かすのも好きで、側転をよくしてる
・耳が良いので、英語はなんとなく興味ありそう
三男(3歳:保育園)
・少しずつ話せるようになってきた
・兄たちの言葉や動きをマネしてばかり
・兄たちがやってることは、自分もやりたい。3兄弟で一番ワガママ
「ポケトーク S Plus」と「ポケトーク S2 Plus」の違い
続いて、これまで利用していた「ポケトーク S Plus」と、新しい機種の「ポケトーク S2 Plus」の違いについて確認していきます。
バージョンアップしたことで、子供たちでも使いやすくなっています。
双方向の自動翻訳
一番の違いは、この双方向自動翻訳でしょう。
ポケトーク S Plusでは、翻訳する言語を切り替える必要がありました。
つまり、日本語→英語に通訳した後、端末を操作して、英語→日本語への通訳となるようにしてから話始める必要がありました。
それが、ポケトーク S2 Plus だと、通訳方向の設定変更が不要です。
端末で日本語か、英語かを自動判別して、通訳してくれます。
前のポケトーク S Plusは、慣れてしまえば全然問題ないですが、子供が使う場合だと、これが意外とネックになりました。
どっちにして話せばいいのかが、わからなくなってしまうんです。
そして、わからなくなると、子供もイライラして使うのもやめてしまう…。
双方向の自動翻訳は、子供が使うにもかなりありがたいアップデートだと感じています。
対応国/地域が140から170以上に増加
通訳可能な言語は、「ポケトーク S Plus」 も「ポケトーク S2 Plus」も74言語なので機能に違いはありません。
違いは、データ通信方式、 対応周波数帯のようです。
確かに機能比較表を見ると、4Gの対応が増えていました。
海外での利用シーンが多い人にはありがたいですが、今回の子供の勉強用としては、あまり関係ないですね。
子供たちに英語に触れさせる作戦
では、子供たちにどんな感じで英語に触れさせていくかの計画から説明します。
3つのStepを踏んでいこうと思います。
Step3は希望的な目標です。
Step1:まずはポケトークに触ってもらう
最初はポケトークに自由に触れる環境をつくります。
これまでは、ポケトーク S Plus壊されると嫌だったので、僕が見てるところで使ってみるとか、僕が操作して使ってもらうような、お試しくらいでした。
ですが、今回は完全にフリーに使ってもらいます。
ダイニングテーブルの上において、自由に使ってもらえる状態です。(とはいえ、壊されないようにできる限りは見守ります)
何事も楽しんでもらうのが最初の一歩です。
まずは、好きに使って楽しんでもらうことが目的です。
ボタンを押したら、日本語と英語を話してくれることを実感してもらえばOKかなと思ってます。
Step2:少しずつ使い方や学習を覚えさせる
勝手に覚えるわけもないので、僕の方から使い方を教えたり、使い方の提案をしていくStepです。
最初は挨拶からということで、次の手順を踏んでみようと思います。
1.「おはよう」「こんにちは」を日本語で伝える
2.ポケトークが「Good morning」「Good afternoon」と変換してくれる
3.ポケトークの発音をマネして、英語から日本語に翻訳してくれるか(子供が話した英語を理解してくれるか)
これが、上手くいったら、好きな日本語を話させて、同じようにポケトークの英語をマネしてみるっていうのをトライしてみようと思います。
Step3:好きなことに絡めて使い方を増やす
長男はゲームやサッカーが好きなので、そこに絡めてポケトークを使ってみたいと思います。
具体的には、次のようなことをしてみたいと思ってます。
・サッカーゲームの英語表記をカメラ翻訳機能を使って翻訳させてみる
・海外のサッカー中継を、ポケトークライブ通訳を使って見てみる
ここまでできたら、最高ですね。
実際にやってみた結果
では、ここからは実際に子供たちに使ってみてもらった結果をお伝えします。
ポケトークを楽しく使ってくれ、Step2まで達成できました。
Step1:ポケトークに触れさせてみる
意外と自由に触れさせてみると、子供たちからポケトークを手に取って端末に向かって、日本語を言っていました。
むしろ、取り合いになる程です。
長男がやっていると、それを見ていた次男が楽しそうだなと興味を持って「ぼくにも、つかわせて!」っていう状態。
更に、長男と次男が使っていれば、三男も使いたくなるらしく、貸してくれなくて三男が泣き出す場面もありました。
日本語を話すと、英語を話してくれるのが楽しいらしく、色んな単語をためしています。
使い方がわかってくると、
「う〇ち、う〇ち、う〇ち、う〇ち…」を連呼。
すると
「Poop, poop, poop, poop…」とポケトークから返ってくる。
そして、子供たち爆笑。。
まぁ、子供なんてそんなもんですよね。子供たちみんな大好き「う〇ち」です。
Step2:少しずつ使い方や学習を覚えさせる
ずっとこんなことやらせてる場合じゃないので、お試しです。
まずは、長男に「おはよう」「Good morning」から挑戦してもらいました。
子供たちにも英語に早い時から触れさせたいと思いつつ、なかなかできてなかったので、ポケトークで遊ばせてみました。発音ゲームみたいになるので、結構いいかも♪#ポケトーク pic.twitter.com/NcvcraveJU
— ざっきー|組込みソフトウェアの専門家 (@4nozakky) January 19, 2025
「Good morning」「Good night」は一回で発音できていて、驚きです。
「Nice to meet you」は難しいらしく、ポケトークはなかなか、思ったように通訳してくれませんでした。
ポケトークの端末には「nice to meet you」と表示されるのに、通訳してくれるのも「nice to meet you」となってしまうのは、謎です…。
続いて、次男も!
「おはよう」「Good morning」は大成功です。
この勢いでもう少し挑戦。
「Nice to meet you」と「Thank you」もうまく言えました!
ゲーム感覚で使って楽しんでくれました。
こういう感じで使っていくのは大いにアリですね。
Step3:好きなことに絡めて使い方を増やす
Step3は子供たちの集中力がなくなってしまったのか、「もういい」となってしまいました。
応用として、好きなことに絡めて使う前に、もう少し英単語や英会話になれていく必要があるなと感じました。
子供にポケトークを使わせてみた感想
実際に子供たちに使ってみてもらって、僕からみた感想や、ポケトーク S2 Plusの使い心地について述べていきます。
良かったのは思った以上に楽しんでくれる
半年前にポケトーク Sを使って見たときは、僕から「何か言ってみて?」って子供たちに触れる機会を作ったのですが、そこまで興味を示してくれませんでした。
ですが、今回自由に使わせてみたのが良かったのか、いい意味でポケトークで遊んでくれました。
英語と日本語を切り替える必要もなく、翻訳中に日本語も表示されていることで、「自分の日本語を端末が聞き取ってくれた」というのも少しの達成感みたいなものがあって良かったのかもしれません。
また、英語を話して、日本語に変換してくれるのも、自分の英語が伝わったと感じるのは、大きな自信になったんだと思います。
英語が伝わったときの、子供たちの嬉しそうな顔は可愛すぎました(親バカですみません)。
双方向モードで、英単語だけの発音だと英語としての認識率が低くなってしまう
とてもじゃないですが、英文章として子供が話すのは難しいので、話す言葉は単語になってしまいます。
例えば「お母さん」と言えば「Mother」として返ってくるのですが、「Mother」と発音しても、「まぁ」とか「まだ」のように日本語で認識されてしまいます。
双方向モードから、単方向モードに切り替えて、「Mother」と発音したら、認識してくれました。
せっかくなので、更に実験です(本業はエンジニアなので…)。
再度、双方向モードにして、「Mother」を今度はパソコンのネイティブな発音で聞かせてみます。
しっかり反応します。
つまり、僕の発音がまだまだってことですね。
単語の場合、その発音だけで反応するので、文章よりもより、正確な発音をしないと、誤って認識されてしまうのかもしれません。
とはいえ、いきなりキレイな発音は難しいので、個人的な希望としては、AIの英語と日本語の判別の割合を、調整できると嬉しいなと思いました。
今後の子供たちの英語学習
ポケトークS2を子供たちにも使ってもらってみて、英語に触れる機会を増やせたことは良かったと思っています。
ですが、英語は継続しないと効果が出ないのは、一般的にも言われていることです。
むしろ、継続こそが全てと言っても過言ではないでしょう。
ポケトークはしばらく子供たちにも自由に使える状態にしていきます。
ポケトークで英語に興味をもったら、A~Zのアルファベットの練習や、英単語を覚えるところまで進めていけたらいいなと思っています。
まとめ
この記事では、長男(小3)と次男(年長)にポケトーク S2 Plusを使って、英語に触れさせてみたらどうなるかを挑戦してみました。
2人とも英語にはまったく興味もなく、ポケトークを使って英語を発音するのも嫌がるのかなと思いましたが、使わせてみたら楽しく英語に触れ、英語が通じたことに達成感を覚えてくれたのが非常に良かったです。
今後も継続して、子供の英語学習にポケトークを利用していきたいと思います。