新語・流行語は訳せる? 毎年発表される新語・流行語。時代を表わした言葉が選ばれています。ポケトークでどこまで翻訳できるか、検証してみます!今回は、ユーキャンより発表された第37回の2020年の受賞語・ノミネート語を含めた文章で挑戦します。 2020年はコロナ関連の新語・流行語が多い 新型コロナウイルス関連の言葉や、新しい生活様式に沿った行動を表す言葉が多くノミネートされました。まずはそれらの言葉を翻訳してみます! 三密を避けて生活しましょう。 音声認識:三密を避けて生活しましょう。 翻訳:Let's live avoiding the Three Cs. 「さんみつ」を「三密」ときちんと認識できました。 英語では"Three Cs"と表現するようで、 それぞれの頭文字をとっているんですね。 直訳ではなく、英語ならではの言い方に翻訳できていることに驚きました! Three Cs Crowded places (密集) Close-contact settings (密接) Confined and enclosed spaces (密閉) アベノマスクが2枚届きました。 音声認識:アベノマスクが2枚届きました。 翻訳:I received two abenomasks. なんと、アベノマスクが"abenomasks"と翻訳されました! ただ、英語圏の人に「アベノマスク」は認知されていないと思いますので、 固有名詞はそのまま翻訳できたとしても、そもそもその単語の 意味を知らない人とのコミュニケーションは難しそうですね。 その人は濃厚接触者に該当しますか? 音声認識:その人は濃厚接触者に該当しますか? 翻訳:Is the person a close contact? 米国でも、濃厚接触者のことを "Close contact"という表現をしているようです。 もともと単語自体はあったので、問題なく翻訳できました。 コロナ関連以外の言葉でも検証 2020年度にノミネートされた言葉の中から、「ソロキャンプ」で試してみます。 週末にソロキャンプに行ってきました。 音声認識:週末にソロキャンプにいってきました。翻訳:I went to a solo camp on the weekend. こちらも翻訳でき、意味も通じました! "solo camp"でも一人でキャンプに行くことは意味がわかりますが、 "I went camping alone on the weekend."の方が より自然な言い回しになります。 過去の新語・流行語は訳せる? 2010年の新語・流行語の中から、今でも使われている言葉をピックアップしました。 果たしてどこまで訳せるのか、検証してみます! あの人リア充だよね 音声認識:あの人リア充だよね 翻訳:That person is rear-filled. 直訳すると「その人は後から埋められます」 現実世界でイキイキしていることを表現したかったのですが、埋められることになってしまいました.. これは大変です! 来週女子会しましょう 音声認識:来週女子会しましょう。 翻訳:Let’s have a girls-only gathering next week. こちらは完璧に訳せていますね。 大阪にいるなう 音声認識:大阪にいる now 翻訳:I’m in Osaka now. こちらは珍しいタイプです!「なう」が英語の"now"として音声認識されました。 翻訳は問題ありませんでした。 ドヤ顔してますね 音声認識:ドヤ顔してますね。 翻訳:You have a sloppy face. "sloppy"は「ずさんな、だらしのない、いいかげんな」という意味です。 自信満々な顔を指摘しただけなのに、 なんだか随分ひどい言い草になってしまいました.. 翻訳できるかは単語による 新語・流行語はなかなか難しいと思いましたが、意外と翻訳できたものも多かったのは発見です。 ただ、一般的になってきた単語でも、「リア充」「ドヤ顔」のような特殊な表現はまだ訳せないものもあるようです.. とはいえ、ポケトークのエンジンはクラウドにあり、AIで常に進化していますので、新しい単語への対応スピードも、今後どんどん早くなっていくことを期待したいと思います! おすすめ記事 流行語 漫画から普段の暮らしまで、あらゆる場面で新しい言葉が生まれています。ポケトークは果たしてどこまで時代の流れについていけているのか検証します。 結果はこちら 新型コロナ関連用語 感染症対策のお願いなど、お店での声掛けが増えそうなワードをピックアップして検証します。 結果はこちら 「オノマトペ」の使い分け 日本語にたくさんあるオノマトペをどこまで翻訳できるか検証します。 結果はこちら 記事一覧に戻る
「さんみつ」を「三密」ときちんと認識できました。
英語では"Three Cs"と表現するようで、
それぞれの頭文字をとっているんですね。
直訳ではなく、英語ならではの言い方に翻訳できていることに驚きました!
Three Cs